賑わうなんてもんじゃない

現在、中国の学校も冬休み期間中です。

そして中国の冬休みといえば何といっても春節(旧正月)。学校や会社の冬休みがその年の春節に合わせて決められていることからもその影響の大きさがわかります。
毎年移動する春節ありきで冬休みを設定するので、休みの時期も年によって違います。例えば今年の春節は2月12日なので、その前後3~4週間が冬休み。2022年は2月1日が春節なので、来年は2月1日を中心に冬休みが設定されます。
日本の正月休みと大きく異なるのは、この時期学生が全員帰省し、そのため学生寮が閉鎖されることでしょう。ただし今年は例外もあり、コロナの影響で実家のある地域が封鎖されているため帰省できない学生が少しいるようですが、文字通り余程のことがない限り学生は実家に戻るのがこちらの定番です。

こんな状況で学校にいても仕方ないので、僕も例年冬休みは日本に一時帰国するのですが、コロナの影響で今年は断念。中国の宿舎で冬休みを過ごしています。
初めて春節を地元で過ごしましたが、最もそれらしい雰囲気を感じたのはスーパーでした。
春節の2日前に行ったのですが、まあ混んでました。まず売り場に入っても買い物カゴもカートもみんな使用中。手ぶらで15分ほどうろついた後レジに行ってようやくカゴを見つけることができました。本当はカートを使いたかったのですが結局空きはありませんでした。
どこも大概混んでいましたが一番の混雑は生鮮売り場で、普段ならどうということもない通路を抜けるのも一苦労。数歩先の野菜を取るにも辛抱が必要な状態。レジは言うまでもなく大行列で、どこも8~10人くらい並んでいたようでした。
また、一人あたりの買う量もいつもよりかなり多く、カートから溢れんばかりの食材やら何やらを積んでいる人も少なくありませんでした。春節は一家・一族が一堂に会する上、レストランもこの時期は一週間程度休むところが多いので、買い物も自ずと増えるのでしょう。

混雑するスーパー
混んでいるレジ前。右側のおばあさんは疲れたのか椅子ではないところに腰掛けています。

日本でいうと12月30日に近い雰囲気でしょうか。しかし日本のスーパーでは見たことがない、賑わうを通り越した混み方でした。耐えられないほどではないのですが、こういうのは年に一度でいいかなあ。
ちなみに大晦日にも買い物に行ったのですが、前日に比べてかなり人は減っていました。どうやら大晦日は買い込んだものを料理する日のようです。
年の瀬というのはどこに行ってもあまり変わらないのかも知れません。

maelific526

現在中国で日本語教師をしております。 日々の出来事、気になったことをなどを気楽に書いていきたいと思います。

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