你阳过了吗?ー中国のコロナ第1波
長いと思っていた冬休みもあっという間に終わり、春学期(後期)が始まりました。
中国では日本で言うところのゼロコロナを諦め、諸々の規制を一斉に解除した結果、12月下旬から1月中旬にかけて第一波が始まり全国的に大流行しました。その影響で期末の予定も大幅に狂ってしまい、なんとも締まりのない形で冬休みに入りました。
これまでになかった危うい休みの入り方で、このままではどうなってしまうのかと思っていましたが、幸い第一波はそこまで長期化せず、学生も無事学校に戻ってきました。
で、気になっていたのが、コロナで陽性になった人がどれくらいいるのかということでした。
昨年末から年始にかけて、中国のSNSはどこもコロナ感染や闘病の話題がメインで、僕の身の回りにも薬や体温計の写真とともに苦しむ様子を上げている人が多くいました。今回のタイトルの“你阳过了吗?”は「もう陽性になった?」くらいの意味で、この第一波の時期に中国のネットでよく見かけた言葉です。もちろん体験を投稿した人は一部ではありますが、それでも見た感じでこれは感染者は相当多いだろうという予測はできました。
そこで今週、久々に会った学生に聞いてみたところ、感染しなかった学生は約50人中5人程度。9割くらいが一度は感染したことになります。
中国では規制解除とほぼ同時に感染者数の把握もしなくなったため、第一波の感染者数もはっきりしません。どこかで10億人程度ではと書いてあったのを見た時はそこまで行かないだろうと思っていましたが、あながち嘘ではないようだし、もっと多いということも考えられます。
現在は第一波が終わって日常が戻ってきており、マスクをしている人も目に見えて減りました。もちろんこれだっていつまで持つかわかりません。来たら来たでその時対応するしかないでしょう。
僕はどうだったかというと、まだ(恐らく)一度も陽性になっていません。とはいえ、一度もかかっていない人はより一層の注意が必要とのことなので、油断はできません。
現在のコロナは重症化の確率は低いと言われていますが、入院を余儀なくされた同僚もおり、実際のところ何が起きるかなんてかかってみないとわかりません。とにかくリスクを下げるしかありません。