突然ですが、NFLの話でも
NFLのプレーオフ
久々になってしまいましたが、今日はアメフトの話でも。
NFLはレギュラーシーズンが終わり、上位チームによるプレーオフが始まっています。
NFLはプロ野球のセパ両リーグのように、AFCとNFCの2つのカンファレンスに分かれており、各16チームのうちレギュラーシーズンの上位7チームがプレーオフに進みます。プレーオフは各カンファレンス内で一発勝負のトーナメントを行い、それぞれの優勝チームが今年は日本時間2月10日の午前に開催される「スーパーボウル」に進み、シーズンのチャンピオンを決めます。
スーパーボウルを決勝とするならば、今週は準々決勝です。4試合のうち今日は2試合が行われました。
最初は予想通り
最初は日本時間19日朝6ː30開始のAFCの試合、ヒューストン・テキサンズ対カンザスシティ・チーフス。
第1シードのチーフスが優位と言われており、大方の予想通りチーフスが23-14で勝ちました。(NFL公式の動画ダイジェスト)
第4シードのテキサンズはオフェンス、ディフェンスともに去年よりかなり良くなっていたのですが、去年のスーパーボウル優勝メンバーが多く残ってるチーフスにはかないませんでした。特にQBのパトリック・マホームズは、レギュラーシーズンは不調と言われたものの、勝負どころで得意のわけわからん姿勢からの正確なパスを通して得点につなげ、相変わらず大一番に強いところを見せつけています。
ちなみにこのマホームズのお父さんは、98年に横浜ベイスターズに助っ人で来ていたパット・マホームズという人です。昨年飲酒&無免許運転で捕まったんだとか。
波乱の2試合目
次の試合は同9時に始まったNFC第6シードのワシントン・コマンダーズが第1シードのデトロイト・ライオンズに挑んだ試合。
ライオンズ有利と言われていたのですが、蓋を開けてみればコマンダーズのオフェンスが爆発して45-31で勝利。(NFL公式の動画ダイジェスト)
コマンダーズは先週不利な予想を覆して勝って勢いで一気に良くなったようです。原動力は新人QBのジェイデン・ダニエルズ。去年春のドラフト全体2位(NFLは完全ウェーバー方式)なので、当然期待はされていましたが、ここまで早く結果が出ると思っていた人は多くなさそうです。ダニエルズがいるオフェンスに比べるとディフェンスが弱点かなと思ったのですが、ライオンズの猛攻を抑えました。コマンダーズは19年ぶりにプレーオフに勝ち、33年ぶりにカンファレンスチャンピオンシップに進むとのこと。
ライオンズは数十年下位で低迷していたけど、2021年に今のヘッドコーチ(日本でいう監督)のダン・キャンベルが来て時間をかけてチームを再建して一気に強豪へ。映画にできそうな劇的な成長をしてきたのですが、今日はQBのゴフがインターセプトを乱発。いわゆる「悪いときのゴフ」が出てしまいました。
トーナメントの面白さと怖さ
明日は午前5時と8時半からそれぞれ1試合ずつ。高校野球もそうですが、トーナメントというのは負けたらチームが解散になるためか、画面越しからも緊張感が伝わって来ます。
なんかややこしそうな競技ですが、得点に絡むところだけなら結構シンプルなので、気が向いたら皆さんも見てみてはいかがでしょうか。僕もそんなにルールはわかっておりませんが(小声)、かなり楽しんでおります。