ネット授業あれこれ① 苦行・スマホ授業

最初は短期間で終わる予定だったネット授業

前回は隔離期間の話でしたが、今日はその直前に日本で行ったネット授業のことを書いていきます。

中国の冬休みは春節に合わせて決められるため、昨年(2020)は大体の学校が2月中下旬に新学期をスタートさせていました。本来なら学期の始まる二日くらい前から学生が一斉に大学に戻ってくるのですが、コロナがあるのでもちろんそんなことはできません。

僕のいる学校では、中国人教師は少し早目にネット授業にすることを決めたようでしたが、外国人教師については学期開始直前にネット授業にする決定を下しました。なお、この時の通知は「3月上旬まではネット授業でやる」というもので、その先については具体的な言及がありませんでした。

設備のない教師、教科書のない学生

さて、ネット授業をやるとなったからには、アプリが必要。中国人教師は“学习通”という学習用アプリを使って授業をしていたのですが、外国人教師はそのアカウントがなかったので、QQというアプリ(中国の若い人の大部分が持っているSNS)を使って授業をしました。

しかしもっと根本的な問題として、僕はまともな準備ができませんでした。普段の授業準備は全て中国にあるデスクトップパソコンで行っていたため、この時日本にいた僕は学生に見せる資料を作る設備がありません。一方学生はというと、冬休みの帰省がそのまま延長されているのでこちらは教科書がありません。

それでも授業をするしかありません。結局スマホアプリの音声とチャットを使いながら国際授業デビューを果たしました。

スマホ授業のキャプチャ
実際に日本からスマホでネット授業をした時の画面。想像を絶する不便さでした。

正直言って仕事にならず…

結論から言うと、このやり方じゃ仕事にならんなあというのが正直なところでした。

学生が教科書を持っていないので教師がそこをフォローしなければならないのですが、チャットや音声だけではできることが限られてしまい、努力の割には伝えられることが少なく、非常に効率が悪い授業になってしまいました。パワポもいくつか作ってみましたが、パソコンでの操作に慣れている人間にとっては新手の拷問に近いやりにくさでした。あれはスマホでやるものじゃありません。

結局落ち着いてネット授業ができるようになったのは中国に戻ってからでした。もし中国に戻っていなければずっとスマホで授業をすることになっていたと思うと、多少無理してでも戻って良かったと思います。

maelific526

現在中国で日本語教師をしております。 日々の出来事、気になったことをなどを気楽に書いていきたいと思います。

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