中国の年末年始① 微妙な元旦
皆様明けましておめでとうございます。年が明けたと思ったら、あっという間に2022年の1/24が過ぎようとしております。今年もどれだけ更新できるかわかりませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
大晦日もテスト
いきなりこういうことを言うのも何ですが、中国の元旦はどうも地味な存在です。
というのも、中国で新年といえば基本的に春節(旧暦1月1日)のことを指すからです。中国の冬休みは元旦ではなくその年の春節に合わせて決められています(そのため毎年時期が少し異なります)。
元旦は一応祝日になっていますが、日本のような盛り上がりはありません。三が日なんてものもなく、12月31日も1月2日も平常通り。今年は当たり前のように期末テストが行われました。
最初は何もこんな日にテストをやらんでもと思いましたが、不思議なものでそのうち慣れてしまうんですね。どこを見ても年末感がないので、あまり特別な感じがなくなるのでしょうか。
日本にはない微妙な位置づけ
ただし、誰もが元旦を気にしていないかというとそうではありません。学生のSNSを見ると新年を祝うメッセージが書いてあったり、友達とどこかに出掛けている写真が上がっているので、少なくとも学生にとってはそれなりのイベントではあるようです。
ネットやテレビのニュースでも本当に少しだけ取り上げられています。しかし日本のそれとは比べ物にならないささやかなもので、あくまでも副次的な扱いです。農村部に至ってはほとんど気にしていないようにも見えます。
新年なんだけど新年ではないこの感じ。日本でこれに該当するものが思い浮かびません。
もしかしたら、中国と日本の最も大きな違いの一つなのかも知れません。