ネット通販で中華鍋を買った話
初めての中華鍋
今日はネットショッピングの話です。
数日前、ちょっと安くなっていたので鉄の中華鍋をネット通販で買いました。中華料理店で見かけるあの黒くて丸いやつです。これまでは日本でも手に入りそうな普通の鍋を使っていたのですが、なんか面白そうだし、せっかくの機会なので初めて買ってみました。
鉄の産地として有名な山東省にある鉄鍋の専門店から購入しました。取り扱っているものも鉄鍋に関係のあるものばかり。今回は1-2人用の一番小さいもの(30cm)の鉄鍋に、蓋とおたまもセットになったものを注文しました。
返送しなくても良い鉄鍋
数日後、無事にものがやってきて、早速作ってみたのですが、毎回2日分くらいまとめて作っているせいかどうも一回り小さい。確認したら購入後15日以内は返品可能になっている商品だったので、一回り大きいのに替えてもらうべく連絡を入れました。以下は僕とお店のやり取りです。
僕「差額等は出すので、32cmのに替えてもらうことはできますか?」
店(上司に確認してOKが出た後)「40元出せば新しいのを送ります」
僕「蓋はどうなりますか?」
店「10元追加すれば大丈夫なので、計50元払ってください」
僕「わかりました、じゃあこちらからは30cmの鍋を送り返しますね」
店「いや、30cmのは送り返さなくていいです」
驚きました。鉄鍋の管理について何も知らないのですが、一度使ったものはもう売り物にすることができないのかも知れません。店からすると、売り物にならない鍋が帰ってくるくらいならば、もう一個送った方が効率が良いということなのでしょうか。
こちらとしても、差額よりは多少高いですが、最終的に2つの鍋を安く買うことができたので、とりあえずそれでいいかと思って追加の50元を払い、発送を手配しました。
蓋の代わりにへらが来て…
しかし、今度は32cm向けの蓋が入っておらず、代わりにへらが同封されておりました。店に聞いたところ、どうやら担当が蓋と間違えてへらを入れてしまったようです。結局、追加の蓋代の10元は返還され、40元追加で2つ目の鍋を買ったことになります。へらについては、へら一つを数百キロも運ぶのがバカバカしいと思ったのか、「店のミスなのでサービスします」とのことでした。
蓋については、店の方もついに面倒くさくなったのか、自分のところで売っているにも関わらず「サイズに気をつけてその辺のスーパーかどこかで買ってください」と言い出す有様。それでも、丁寧に対応してくれたので、せっかくだからこのお店の蓋を買うことにしました。
さすがに最後はすんなり買うことができ、ようやく全て揃いました。何というか、ネット通販というより街の金物屋さんで買っているような気分でした。ネット通販は中国全土がライバルなので競争が激しく、接客のレベルも自ずと上がるのかも知れません。
せっかくだし、これを機に料理が上手になりたいものです。