静かな春節の夜

普段とあまり変わらない大晦日

春節は一家一族の団欒が定番ですが、僕自身の生活は結局いつも通り。日本で言うところの大晦日、春節前夜の2月11日も、晩飯を済ませた後は何も変わらない夜でした。特にすることもないし、このまま宿舎にいても良かったのですが、全く外に出ないのは何か勿体ない気がしたので外出してみました。

いつもとまるで違う街

暖かい格好をして22時頃に出発。まずは歩いて大学構内から出ます。普段は多少は人がいる時間帯なのですが、ほとんど人の気配がありません。

とりあえず校門のそばにあった共享電動車(路上で乗り捨てできる簡易スクーター)に乗り繁華街方面に走ります。いつもは車も人も切れ目なく行き来する路上も人影はまばらで、思い出したように車が通る程度。店はほぼ全てシャッターを閉ざしており、窮屈に思うことの多い道がやけに広く感じられます。

その後も近所をぶらぶらしてみましたが、やはり静かなまま。仕事でもない限りは誰も外出していないようでした。

普段は通るのに一苦労する交差点も静かなもの。人の数と建築物の規模がアンバランスでした。

場所によっては花火をしている人もいましたが、家族や友人と楽しむ程度のもので、たくさんの人が集まるイベントはありませんでした。もう少し外に人がいると思ってたんだけどなあ。

人はいたけど…

この感じでは繁華街も期待薄かなと思いつつ行ってみたところ、少しだけ人の気配がありました。ここまで人の少ない中国の街は初めてだったので、写真のような明かりを見つけただけでも少しほっとました。

年が明ける1時間前の街。出かける人は多くありませんでした。

大晦日のこの時間も、ある程度の夜店が営業していました。おそらく普段はもっと多くの店が出ているのでしょう。そこそこ客は入っていましたが、年末の浮ついた雰囲気というより、みんな静かに楽しんでいるように見えました。

静かな春節

結局その様子を確認して、23時過ぎに宿舎に戻りました。僕の住んでいるところでは、日本の正月で見るような初詣やカウントダウンイベントはありませんでした。コロナがなかったら多少違うのかも知れませんが。

中国で多く使われているSNSであるwechatやQQを見ると、みんな思い思いに新年の挨拶を上げておりました。僕も一杯引っ掛けながらみんなに挨拶をして静かに春節を迎えました。

今後こういう機会はあるのかな。次はもう少し賑やかな春節の方がもいいような気もします。

maelific526

現在中国で日本語教師をしております。 日々の出来事、気になったことをなどを気楽に書いていきたいと思います。

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