中国の大学から日本語学科が消える?
久々の投稿になりますが、最近のことでも。
最近、中国の大学で日本語の外教(外国人教師を中国ではこう略します)を続けるのは難しいのではなんて話が出てきております。
実際、この夏で一人同業の知り合いが帰国しているし、中国のSNSでは「学校に二人いた日本語の外教が両方ともいなくなった」とか、「日本語系が募集停止になった」なんて話も見かけました。
考えてみれば無理もありません。今の日本を見ていると、政治的には文明国のそれとは思えない、見ているこっちが恥ずかしくなるような排外主義を進めているし、経済面でも失われた30年は順調に失われた40年に向かって突き進んでおり、いろいろな面から弱体化が目につくようになっています。
だからかどうかわかりませんが、うちの学校では、3年くらい前に日本語系の定番授業だった「商務日語(ビジネス日本語)」の授業がなくなってしまいました。中国全体でどうなっているかわかりませんが、もはやビジネスをするために日本語を学ぶ必要はないと考えられているようにも見えます。
これは中国の日本語教育にとって、今までに遭遇したことがなかった大きな曲がり角なのかも知れません。
これまで、中国の人が日本語を勉強する主な理由の一つがビジネスだったわけです。日本企業に就職する人、日本企業と取引をする人、日本に行って店を開きたい人などが日本語を学んできました。
しかし、この十数年で力関係が変わった結果、ビジネス方面の日本語はカリキュラムから消えつつあります。日本語を教える側としては、日本語を学ぶ価値を再確認、再定義するときが来ているのかも知れません。
では日本語学習に意味がないかというと、僕はそんなことはないと思っています。
それは次回で。