2020年2月、日本→中国移動の記録⑥

空港間のバス移動

前回は羽田から上海への移動について書きましたが、今回はその先、上海から宿舎までの話です。

ところで、上海には東京同様大きな空港が2つあり、空港間を一時間程度で結ぶ直通バス(20年2月時点で34元)も出ています。またそれぞれ地下鉄2号線でつながっており、今は一本で行けるようです(以前は途中で乗り換える必要があった)。地下鉄は比較的時間が読みやすく、運賃も8元で行くことができますが、座れるかどうかわからず、荷物の管理等も面倒なので、特に大荷物の場合はバスに乗ることをおすすめします。

では、いってみましょう。

 

上海浦東空港から虹橋のホテルへ

はやふた月も前のことになってしまいましたが、今回は上海から任地に入るまでのことを。
これまでとは違う雰囲気のフライトを経て上海浦東空港に着いたのは20時過ぎ。飛行機自体がかなり少なくなっていたこともあり、人はまばら。空港職員はテレビやネットでしか見たことのなかった防護服姿の人ばかり。手荷物の受取で多少待たされましたが、それ以外はスムーズに進みました。

この日の浦東空港の手荷物受取場所。不安になるくらい閑散としておりました。

翌日はもう一つの空港(虹橋)から出る便を予約していたため、21時半頃の空港間バスで移動。空港同様バスも厳戒態勢で、乗車前には消毒が行われ、座る時も客同士はある程度離れて座るようにと言われました。結局乗客はわずか4人。真っ暗の中で食べた、浦東空港のファミマで買ったおにぎりが妙においしかったです。
結局ホテルに着いたのは23時前。チェックイン時はもちろん検温。僕の前に並んでたおばさんはこの日だけで6回検温されたと話してました。あまり関係ありませんが、泊まったのは中国国際航空系列のホテルで、設備も接客もかなり良かったです。

国内線で勤務地へ

二日目は7時過ぎにホテルを出て虹橋空港に移動。こちらも便数が少ないこともあって物静か。明るく、広く、きれいなのに人が極めて少ないというのは少し不気味で、なんとも言えない不安感があります。

虹橋空港の入口。全ての入口で検温が徹底されていました。

チェックインを済ませて搭乗口へ移動。その都度検温が行われました。何度も検温されてると、特にどこも悪くないのにそのうち熱が出てくるんじゃないかと不安になるものですね。

飛行機はかなり空いており、せいぜい3割くらいの搭乗率だった気がします。空いていたからかどうかわかりませんが、国際線ほど緊迫した様子はありませんでした。それでもマスクをしてない人は誰一人いなかったし、警戒感のようなものが機内全体で共有されていたように感じられました。

中国国内線の機内から。日本の国内線ともまた違った風景です。結構好きです。

到着後も、いつもなら自分であれこれ乗り継いで宿舎まで戻るのですが、今回は少しでも感染のリスクを下げる目的で学校が車を用意してくれました。車窓から見る街は既に少しずつ活動を始めていたように見えましたが、ドライバーさんによると道は例年のこの時期よりかなり空いているとのことでした。
落ち着かない状況ながらも、どうにか無事に中国に戻ることができたと思ったら、帰国翌日から2週間の自宅待機が待っておりました。次はこの話です。

 

過去の話はひとまずこれまで。明日からは自宅待機やネット授業のことを書いていきます。

maelific526

現在中国で日本語教師をしております。 日々の出来事、気になったことをなどを気楽に書いていきたいと思います。

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