買い物の日

11月11日は「買い物の日」

ご存知の方もいるかも知れませんが、中国では11月11日は“购物节(双十一购物狂欢节)”です。日本語でいうなら「買い物の日」くらいでしょうか。

簡単にいうと、中国のネット通販の大部分が11月11日の午前0時から3日にわたってセールをやります。値引きにも種類があり、11日午前0時から1時間限定の早い者勝ちタイムセールや、複数の店をまたいでも200元買うごとに30元引く割引など、あの手この手で割引をしてくれます。

この“双十一”、本当は言うほど安くないのではなんて声もありますが、普段より安いのは確かなので、あらかじめ目をつけていたものをこのタイミングで買う人も多いです。僕もその一人で、通常時に買うのはちょっと気が引けるような高いものや、まとめ買いができるものはこの時期に買います。

急速に発展した“双十一”

元々11月11日は「1」の数字が独り身の人に見えるということで「独身の日」だったのですが、2009年にネット通販企業のアリババの社員がこの日に特売をやり、そこから買い物の日になっていったそうです。

ちなみにその年の期間中の販売額は0.52億元(約7.2億円、1元=13.99円で計算)。これがどんどん拡大され、2015年には912億元(約17兆円、1元=19.01円で計算)、昨年2020年には3723億元(約59兆円、1元=15.87円で計算)まで膨れ上がっており、もはや毎年の定番行事として定着しています。

年に一度の大仕事

一方問題がないわけではありません。それは物流が極端に偏ることす。

中国でネット通販を利用する場合、最寄りの宅配便引取所で受け取ることが多いのですが、11.11期間は荷物の扱い量が通常時のキャパシティを軽く超えてしまいます。そこで毎年この時期になると期間限定で場所を拡大して対応します。

11.11期間の荷物を捌くために店の外に設置されたテント(2019.11)

また、働く人の負担も小さくないようで、中にはこの時期の仕事が嫌であるために辞めてしまう人までいるんだとか。配送業者は学生の短期バイトを雇うなどでなんとかしのいでいるようです。

「11.11を繰り上げる」

そこで昨年から取り入れられたのが、「11.11を繰り上げる」ことでピークを分散するやり方です。

3日間通しのセールは11月1~3日にやり、その後に11月11日に1日だけ割引をします。こうすることで11日の集中を避けることができるわけです。

確かに効果はあるようで、以前に比べて混雑は少ないように思われます。しかし、以前の11.11より少ないというだけで、集中していることに変わりはありません。まあ、それでも買っちゃうんですけどね。

11月4日の引取所に山と積まれた荷物。場所が限られているため、一時的にこのように置かざるを得ません。(2021)

 

何かにつけて変化が速い中国のこと、来年以降どういった変化をするかわかりませんが、こうしたイベント的な特売は簡単にはなくならないように思われます。

maelific526

現在中国で日本語教師をしております。 日々の出来事、気になったことをなどを気楽に書いていきたいと思います。

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