中国の病院で胃カメラと内視鏡をした話①ー予約
違和感が収まらず…
少し前の話ですが、お腹に違和感があったので、病院で検査をしてもらうことにしました。とはいえ、具体的にどこが悪いのかわからなかったので、近所の大きな病院に行き、患部がありそうな“肝胆胰外科”で腹部エコーをやってもらったところ、「前立腺の石灰化(急いで何かするようなものではないらしい)があるくらいかな。それでも気になるなら消化内科に行ってみては」とのことでした。
それから数週経っても腹の違和感が消えず、時にわずかに痛みを感じるようになり、さすがに気になったので、今度は胃などを診てくれる“消化内科”に行き、もう少ししっかり診てもらうことにしました。
日本でもやったことがない検査を中国でやることになったので、数回に分けてその様子を書いていきたいと思います。
医師のランクで異なる受診料
まずは中国語で“挂号”と呼ばれる診察予約から。
以前は診察当日に病院に行き、自動受付機にカードを入れて予約票を受け取る方式だったのですが、最近はアプリ、特にwechat経由での予約がほとんどになっています。
特徴は予約する時点で料金が発生することです。
また、医師の地位によって受診料が異なり、経験の浅い先生では9元、主任クラスだと30元前後、そして「専門家診察」では予約だけで70元近くかかります。ただし、専門家診察の先生も別の曜日には通常の価格でやっており、具体的な違いは何なのかよくわかりません。
それでも、病院に来るからにはちゃんと診てもらいたいということで、「専門家診察」の先生に予約が集まる傾向があります。
ネット予約と“黄牛”
アプリで希望の先生の空いている時間を選び、お金を払えば予約完了。当日は病院で受付することなく、直接その科に行くことができます。時間まで決まっているので、何時間も待つような可能性は下がります(前の人の状況で多少延びることもありますが)。スマホの予約が難しいという人は、受付機で予約することもできます。
ユーザーにとって便利なのは言うまでもありませんが、もう一つのメリットは日本語で言うところのダフ屋の減少です。
少し前まで、中国の大きな病院では人の代わりに並び予約を取り、患者にその予約権を売るダフ屋(中国語では“黄牛”というらしい)が横行していました。特に有名で受診料が高く、一日に受診できる患者が少ない(5人くらいしか診ないこともある)医師の受診は高値で売れたそうです。
ネット予約の導入で、この黄牛がかなり減ったとのことです。ただし、黄牛たちもただでは転ばないのか、中にはシステムの穴を突いて予約を取って売りさばく人もいるそうです。この辺はいたちごっこが続くのかも知れません。
診察室に行く前で結構時間がかかってしまいましたが、次は診察と検査の準備の話です。