スーパーボウルと新学期　NFLの話③

今年は予想外の展開

日本時間で今日の午前8時半、アメリカのニューオーリンズで、今年のアメフトのチャンピオンを決めるスーパーボウルが行われました。

今年はNFCCチャンピオンのフィラデルフィア・イーグルスと、AFCCチャンピオンで、史上初のスーパーボール3連覇を目指すカンザスシティ・チーフスの対戦。下馬評ではチーフスがやや有利と言われていましたが、蓋を開けてみればイーグルスが40-22で勝利。

イーグルスは特に前半の守備でチーフスを圧倒。特にチーフスを引っ張るQBマホームズがやられ放題。本当に嘘みたいに封じられ、前半はなんと24-0。こんなワンサイドな展開はレギュラーシーズンでも滅多にありません。

後半もイーグルスが攻守で圧倒し、第3Q残り2分40秒の時点で34-0。この時点で大勢は決してしまいます。その後チーフスも点を取りましたが、既にgarbage timeになっておりそのまま終了（NFL公式のダイジェスト映像）。

スーパーボウルでこんなに差がついたのは久しぶりです。マホームズは最後までパスを投げる先を見つけられず、自分で走らざるを得ない状況に追い込まれていました。どこからでもパスが出せるマホームズがここまで苦しんでいるのは自分が知る限り初めてです。それだけイーグルスのディフェンス陣がしっかり対策を打っていたということでしょう。また、試合直前にはイーグルスのチーム内で風邪が流行っているなんて話もありましたが、結果はどっちが風邪を引いているのかわからないようなものになりました。アメフト経験が1秒もないのでプレイヤーの感覚は全くわかりませんが、見ていると面白いものです。

謎のつながり

さて、個人的な話になってしまいますが。毎年スーパーボウルが終わると気持ちが新学期モードに切り替わります。

何の関係もないこの二つの出来事がどうしてつながるのか考えてみたのですが、どうも学校のカレンダーと関係があるようです。

春節の時期によって多少のずれはありますが、毎年年明けには授業が終わり、冬休みに入ります。当然好きなことに使える時間も増えます。一方このタイミングでNFLはポストシーズンに入り、スーパーボウルを目指すトーナメントが始まります。結果的に観戦時間やそれに関係する情報量が増え、試合を素人なりに丁寧に見られるというのがあるのかも知れません。それが一ヶ月も続くと気づかぬうちにのめり込んでしまい、毎年贔屓以外のチームの対戦でもしっかり見てしまうようです。

そんなわけで、来週には新学期です。既に経験のある授業、知っている学生ですが、こちらも準備を怠ると上手くいかないものなので、気持ちを入れ替えて行きたいと思います。